チャクラとは?(その役割りと効能)
体内に主に7つある「生命力=氣」の「エネルギーセンター」です。
自然に溢れる、不活性の「気」の元になる「精、精気」を収集、「圧縮」「活性化」することにより「生命力=氣」を発生させる機能を持ちます。また、修行により各チャクラに「氣」を通し「増幅」させたり、「氣」を「凝縮」する、いわゆる「練る」ことも可能としています。
「チャクラ」はサンスクリット語で「車輪」を意味します。
各チャクラは、人体の各機能と精神に「直結」しており、それぞれのチャクラに特徴や役割があります。我々はそれを「呼吸法」により「回す(活性化させる)」ことによって、その特徴や役割が目覚め、「力」が発揮されます。
チャクラは胴体に1番から5番、頭部に6番と7番があり、1番から5番までは「パーソナル」、自己の身体面の健康と精神面の健全を支えており、6番、7番は自己以外のあらゆる「人」や「物事」に関わる現象を「この世、あの世」の境界面、すなわち物理法則を超えて「禅、瞑想」により、「知覚」「察知」する機能を備えております。「氣塾」ではこれらの全チャクラを短時間で開発する「技能」を「伝授」しております。
☆1番チャクラ(尾骶骨、脊椎の下、会陰)の「効能」
一番基本的で、人が生きる為の最低限の基部、地より不活性の「陰の気」を収集する、誰もが作動しているチャクラです。
1番を使用しての瞑想法は何をおいても「早朝の瞑想」が、お薦めです。早朝、日が登ると共に地面からは一斉に「生気」が立ち昇ります。そして、朝の空気と入り混じり空中を舞います。
鳥たちが最も活発に活動する時間帯。家内でも可能ですが、ここはやはり、ベランダや外に出て、簡単で粗雑な木の椅子に座って、ユックリ空気を吸いましょう!下から上へ「サワサワ」と登る「気」をお尻と手と体全体で感じて下さい。よどんだ体内の「気」も、サラサラした「気」に一気にチャージしてくれます。
太極の地、中国、そしてインドにおいても、何故早朝の時間を大事に「行」をこなすのかを理解する事が出来ます。
その効能は、人の生命力を増加させ、生きる根本を支えます。
「だから、人間は生きられる」その為のチャクラであり瞑想法です。
☆2番チャクラ(ヘソの下約7センチ、丹田、下丹田)の効能
「丹」とは本来は、外丹術の硫化水銀を表しますが、内丹術では「根性」「曲げ無い心」「めげ無い心」等、強い意思を表します。
「腹が座る」「腹が決まる」丹田とは太い精神を支える為の「気力」を養ってくれます。更に高度な技術を修得したとしても、2番チャクラは絶えず「氣」の発生の中心にあります。
ですから、錬丹術の呼吸法により鍛える事によって精神、肉体共に大きく影響し、変化させて行きます。また、その為には「正しい」呼吸法を必要とし、「周辺の気脈の詰まりが無い」、「チャクラの錆び付きが無い」等の条件をクリアーしないと、正確に作動しない様になっています。
ただし条件をクリアーすると呼吸法と共に丹田からは、溢れる様な「氣」が吹き出し、「氣」の内圧で体全体を満たしてくれる程パワフルになります。
健康においては「内臓」の動きを支え、精神を強固に保つ、何億もの人達が、その国に伝わる様々な手法で、その恩恵を目指し、その恩恵に預かる、幅の広い効能を持ちます。
☆3番チャクラ(へその上約7センチ、太陽神経叢)の効能
このチャクラから引き出される効能は、自己の精神そのものです。
その精神の中でも最も表面的な個性を司り、起こる物事に対して、瞬間的に対応する個性、例えば物事に対して「イライラせっかち」「ゆっくりオットリ」等個性をコントロールしています。
具体的に3番を呼吸法により使用すると、一定期間、真逆の性格になったりします。
「イライラ」しやすい人が「オットリ」したり「真面目」が「不真面目」に、極端な性格は、真逆の極端になります。
これによりどうなるのか?、起こる物事に対してそれまで「ひとつ」しか無かった反応に、真逆の性格を体得する事により、始めて「第三者」的に考えた上で反応する事ができる様になります。
また、これは様々な応用が可能で、突発的な感情の起伏が生じた際に、普通はその感情に翻弄されるがままの状態ですが、3番チャクラを作動させる事により、真逆の感情の「波」を発生させて、感情を「中和」させる事を可能にさせるのです。
現代の複雑なシチュエーションに生きる人達にとって、3番チャクラの効能は、最も注目すべき働きを内包しています。
☆第4チャクラ(みぞおち、鳩尾)の効能
ハート・チャクラとの名前から、様々な本でも位置的に誤解を生む事が多いチャクラですが、正確にはみぞおち部から、上に約7センチの正中線上の範囲内に位置しています。
4番チャクラは「魂の座」とも呼ばれていて、皆さんの「魂」は、そこに座っており「人の思いの中心地」として、そこから思いは、発せられます。
確認してみてください! 胸が騒ぐ、胸が痛い、胸がワクワクする、そして「ため息」をつく時、そこの場所に様々な違和感を感じる事がある筈です。そこにストレスが長期間掛かると、直ぐ裏にある胃腸に「潰瘍」が発生してしまいます。
人の中の中心にあり、一番身近にあるのに、思い通りにならない「思い」と、各エネルギーセンターの中の「中心」としての大事な働き、その両方を司っているのです。
それは、4番チャクラ単独で「想い」を相手に飛ばす事も可能としますし、3番チャクラで発生した「逆の感情」は、4番チャクラに入る事によって「中和」されるシステムになっています。
更にはその中に在る「今世での設計図」にアクセスする事によって、自身の「宿命」を垣間見る事を可能にします。センサーとしての機能を引き出す事も出来ますので、その場所、その人が「どの様な状態」にあるのか?物事の「虚実」を見切る事も、このチャクラの効能にあります。
行法の中でも6番、7番のチャクラを稼働させる際の起動中継点として、大変重要な働きをしています。
ここまでを読んで頂いても、お解りの通り、自己の精神を何とか制しようとした時、最低でも4番迄のチャクラをコントロール出来ないと、ままなら無い事が理解出来る事と思います。
人の思いの起点、人の人生の起点として、その行動を左右する、大きな意思決定はここを中心に全て決められます。
という事は、ここに人の人生の大きな可能性が、秘められているのです。
☆5番チャクラ(咽頭、喉元)の効能
第5のチャクラは、咽頭から喉元にかけての甲状腺の対応部分に位置しています。3番チャクラが表面的、反応的な精神を司るのに対し、5番は更に「長期間」の精神と反応、すなわち「生き方」を司っています。
チャクラ開発の行法においては、6番、7番チャクラ、頭部に有る「霊性」の強いチャクラに進むのに当たっての登竜門の役割を果たしており、5番を整えないと6番、7番へは進めません。
これは現在だけでなく「過去」の負の「生き方」の整理、「恨みつらみ」や「わだかまり」を高い「気力」から出る精神的な「ゆとり」を利用して、この場で「解消」する必要があるからです。「氣」の力が大きくなる時、「良い心、悪い心」どちらも大きくなります。
6番、7番は他の人、周囲への「影響力」を強くまといますから、自己を制御出来ない者は、5番を通過出来ないという「壁」として人には予め「仕組まれて」いるとされています。
「生き方」ですから、人の「転機」には4番の「魂」と共に連動し、新たな「生き方」を導き出す能力を秘めています。
ここ迄、1~5番チャクラの「効能」とシステムをダイジェストで明記して参りました。
これらはあくまで「単独」での効能を示しています。我々はこれらを「単独」でも使用しますし、「組み合わせ」でも使用します。でも、十分に練達していない、方々の場合は、単独使用は無理ですし、4番チャクラを「安定」して使用する場合1~3番チャクラまでが協力して始めて4番チャクラは安定した稼働を現してくれます。すなわち「上位」のチャクラを稼働させる為には「下位」のチャクラによる「力」の下支えが必要で、この下支えが有って、始めて安定した運用が可能になるのです。
1番から5番までのチャクラは「パーソナル」、すなわち「自己」にまつわる「精神、身体」を制御し整える為の「ステージ」となり、ここ迄をクリアした者が6番、7番の「霊性」を帯びたチャクラの開発、すなわち「この世」と「あの世」の狭間に関わる物事を「理解」し「経験」するステージに進むことが出来るのです。
☆6番チャクラ(額)の効能
「第3の目」と呼ばれるチャクラです。人の「全六感」に通じています。「この世」の物理法則を超えて機能する「力」を持っている為、そのエネルギー量も5番までと比較しても「桁が」変わります。下位の全チャクラの下支えによって安定した稼働が可能です。
このチャクラの覚醒により五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)は必然的に研ぎ澄まされます。それに合わせて、「第六感」言わゆる「勘」が「確信的」に発達します。
「物理法則」を超える機能は、4番の「魂」に内包されている「過去生」や「今世での設計図」、他の魂との「約束」等にもアクセスする事が可能となります。ただし、これらはその人の「転機」をきっかけとする場合が多く、通常においては「過去生」の「バグ」、すなわち「断片」に触れる場合の方が多く見受けられます。
6番は頭部に有って、大量の気力を発生する為、意識集中により、必然的に意識レベルは降下します。我々はこの力を利用することにより「変性意識」に降り、本格的な「瞑想」を可能にします。上記の効能は副産物的に発生します。ただし6番の情報だけでは「映像、音声」の情報のみとなる為に、それを見る「意味」までは、理解する事が出来ないようになっているのです。
☆7番チャクラ(頭頂部より約3センチ後ろ、百会)
7番チャクラは「王冠のチャクラ」とも呼ばれます。
これも、よく「頭頂部」との表記が多いのですが、実際には「頭頂部」より約3センチ程後ろに位置しています。体内に置ける最上位のチャクラで6番チャクラよりも更に「桁が上がり」ます。その為「覚醒」させれば最も「霊性」が高く、「この世」と「あの世」のあらゆる「理=ことわり」を理解する為に必要な機能を持つチャクラです。この機能は「禅定」を繰り返す事により活性化します。
また、修行の過程においては6番の次に開発するのですが、本来7番チャクラは6番チャクラと密接に連携するように出来ており、7番チャクラが機能することにより6番チャクラで見る「過去生」や言わゆる「ビジョン」に対しての「意味合い」を知ることが可能となるのです。頭部において6番チャクラ以上の「気力」を使用することになるので、頭部における「氣」と「気脈」の内圧が、かなり上昇することになります。その為に7番の「蓋」を開けての「循環」による「内圧コントロール」が大変「重要」になります。内圧を放置すると頭痛や精神障害を招く場合もあります。その場合、西洋医学での療法では改善されない場合が多々ありますので、7番チャクラの開発に関してはこの道の技術に習熟し、教授が可能な段階までを正しく修めた「師」による指導を受けて頂くことをお勧めします。
これら7つのチャクラにまつわる「位置」や「効能」に関して、他の「ヨーガの教本」「解説書」とは異なる表記があると思われますが、これらは「他の人」へのチャクラの開発をする「施術」の技能を持つ、「古式マスターヨーガ」の三千年以上の歴史の中で、長年の歳月を掛けて、繰り返し「確認」されている事実です。その「正確性」に関してはもちろん個人差がある世界ではありますが、唯一、日本において「古式マスターヨーガ」の「技術」を正当に受け継ぐ「氣塾」では、既に多数の実績を積み上げ、更なる実証に邁進しております。これからご参加される皆様も「氣塾」での「マスターヨーガ」の実力を、是非 ご確認ください。
「氣塾」 代表 木村丈彦